《MUMEI》 「なぁ、那加は‥何で看護師になりたいって思うんだ‥?」 「言ったじゃない」 「役に立ちたいから‥か?」 「‥うん。ていうか何でそんな事訊くのよ」 「ぃゃ、ちょっと気になったから──」 「ふぅん?」 「ぁ‥何かいる物あるか? ジュースとか‥」 「今はいらない」 そう答えて、那加がひまわりを撫でる。 その仕草が、可愛い。 「日向にもしてあげよっか?」 「ぇ、ハイ‥?」 一瞬、耳を疑った。 「あの‥、ゎ!?」 那加の手が、俺の頭をわしゃわしゃと撫でる。 ──何だか、くすぐったい気分だ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |