《MUMEI》 「おーっ、弾む弾む♪」 「‥‥‥‥‥‥‥」 本当にこーちゃんは‥これでいいのかな‥。 みんなから白い目で見られて‥未だに不良扱いされて‥恐がられて‥。 「そんな顔すんなって。──せっかくの祭りだぜ? パーッと派手に──」 「っ‥」 無理だよ‥。 私は‥君みたいに強くないんだ。 泣き虫で‥甘えてばかりで‥。 君が‥独りで何もかもを背負っているのを見ていながら‥何も力になってあげられなくて‥。 いつだって‥守ってもらうばっかりで‥。 「おーい?」 「‥ぁ‥‥‥ごめん‥」 前へ |次へ |
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