《MUMEI》

「──‥、?」





時計を見たら、もう12時過ぎだった。





そろそろ寝ないと、また寝坊しそうだ。





「ひまわり──‥やけに元気いいな‥」





いつもの3倍は活発になっている。





「おやすみ、ひま」





ベッドに入ろうとして、俺は戸惑った。





那加が、斜めになって寝ていたから。





ぃゃ、別に──俺は床に布団を敷いて寝ればいいだけなんだけど‥。





それをすると、朝が恐いんだよな‥。





那加が落ちて来ない‥とも限らないから。

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