《MUMEI》 「微妙‥?」 「咲きかけの──‥蕾‥みてーなもんなんだろーな‥たぶん」 「中途半端だよね」 「いんや──中途半端ってこたねーぜ?」 「何で‥?」 「これから大人になろーっていう大事な時期だろ?」 「──‥こーちゃんは15歳でも凄く大人びてたよね──」 「あの頃はまだガキだったぜ?」 「ううん」 君は、少年だなんて思えない位しっかりしていて‥大人びていた。 でも私は‥今あの頃の君と同じ15歳なのに‥全然違う。 ──早く‥大人になりたい。 大人になって‥もっと強くなりたい。 ──君みたいに‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |