《MUMEI》

こんな風にして寝るのは‥‥‥初めてだ。





ひまわりがまた悪戯しないといいけどな‥。





前、ケージから脱走したり‥那加のパジャマの中に入り込んだりして、かなりの騒動を起こしていたし。





「ふふっ──」

「那加‥?」

「何かいい感じ」





──楽しいみたいだ。





笑っているんだから、間違いない。





「ねぇ‥?」




那加が、仰向けにしていた体をこっちに向けた。





「何で花、向日葵にしたの?」

「んー、元気出るかな、って」

「ふぅん‥」

「?」

「ありがとね」





──また、笑った。





「じゃっ、おやすみ日向。──ひまちゃんも」

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