《MUMEI》 「那加っ、おま‥何で‥‥‥」 「? ひまちゃん探してたに決まってるじゃない」 「ぃゃ、何で‥独りで‥」 「日向がいきなり飛び出してくんだもん」 「だ‥だから‥‥‥」 何で独りで病室を出て平気なんだ‥? 「ほらっ、戻ろ?」 那加が、俺の手を掴む。 何事もなかったみたいに、歩き出す。 「ふぅ‥」 ──誰にも会わなかったから良かった。 「なぁ‥さっきの事だけど‥」 「何?」 「ぁ、ぃゃ‥」 やめておこう。 前へ |次へ |
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