《MUMEI》

.


受付を済ませて指定された個室に入り、オーダーしたドリンクが運ばれてから、


俺はアイコを抱きすくめた。


アイコに深いキスをしながら、また考える。





……………そうだった。



俺は、こーいう男だった。



後腐れのない女の子とテキトーに遊んで、Hして、



面倒くさいことはキライだから、簡単な関係ばかりで。



でも、天草は違う。



俺とは『世界が違う』んだ。



最初から。



それを忘れて、



興味本意で近づいて、



あげく、傷つけて、



ホントに、



最低だな、俺は…………。





.

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫