《MUMEI》 「ぇ」 「──自慢の妹♪」 「‥‥‥それだけ?」 「──ん、それだけって?」 「っ、ううん‥」 無意識に訊いていた事に、ドキリとした。 こーちゃんは、私を本当の妹みたいに可愛がってくれた。 いつだって、守ってくれた。 ──本当は、それで十分なはずなのに。 何だか、心にポッカリと穴が開いている。 それがだんだん、大きくなって‥。 何だか、痛いんだ。 どうすれば‥この穴は埋まるんだろう。 知っているのかな、君なら。 この穴を埋める方法を──‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |