《MUMEI》

「あぅッ…ぃ…たァ…ぃッ///」

いつもの事だけど、千晶さんは無理矢理入ってきて痛がる僕の姿を見て楽しんでいる。

「あっ…んくッ///」

僕の腰を掴んだ千晶さんの手を離そうとしても、その大きくて逞しい手を僕みたいな貧弱な腕では払いのける事が出来なかった。


もっと…僕が男らしく逞しかったら…こんな事にはならなかったのかな…。



「女みてぇだな…お前♪」

そう言うと千晶さんは僕のウェストを掴んで、グッとへこませてきた。

「ぅぐっ……く…ぁ///」

苦しい…。

千晶さんのものが僕の中で動いているのが、いつもより皮膚を通してよく分かるようなカンジがして…。

気持ち悪い…。


「お前のこの身体…好きだぜ…」

千晶さんはそう言いながら、僕のウエストを掴んでいた手をそのまま上に滑らせて、僕の身体を撫で上げていく。

「んっ…ぅ…」

僕の胸の辺りをゆっくりと撫でながら、ドキドキと脈打つ心臓の辺りに痕が付くぐらいのキスをしてきた。

「ぅあっ///」

そんな風に触られた事なんて無いから、思わず変な声が出てしまった。



でも、昔…小さい頃だからあんまり覚えてないけど、お風呂で兄さんに…こんな風にイタズラされたかもしれない…。

あの時はくすぐったくって、僕はただその時は大好きだった兄さんと遊んでいるんだと思って笑っていただけだったけど…。

兄さんはあの時、どんな気持ちだったんだろう…。



「いい声だな♪…もっと鳴けよ」
「ぅッ///…ぃ…ゃだ……あッ///」

胸や身体を撫でられながら触られるだけでも変な気持ちになるのに…。

千晶さんは乳首まで舐めてきて…。

僕は男なのに…そんなトコ、感じるなんて///


その愛撫に背筋からゾクゾクと電流が走るようなカンジがして、触れられたその部分から爪先までムズムズしてくるような感覚が駆けめぐって…。

「あぁァ…ん…ッ///」

僕の身体は思わず仰け反り、千晶さんに僕の全て見せるように足を開くと、その指先まで開いてまるで刺激を貪るように宙を掻いていた。

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