《MUMEI》

「──あ!」





那加も、気付いたみたいだ。





「上がった‥!」





まだ、終わっていなかったらしい。





「やったやった♪」





──また燥ぎ出した那加。





俺まで、つられてしまいそうになる。





那加が、あんまり楽しそうで。






「──ぅわっ、那加っ、おいっ‥!?」

「ふふっ♪」





いきなり、抱き付いてきた那加。





えっと‥‥‥これってもしかして‥。





「‥‥‥那加‥?」

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