《MUMEI》 「──え〜? 有り得ない」 「ぃゃ、昨日な‥?」 「何であたしが寝たまま日向に抱き付く訳?」 「何で、って‥」 俺に訊かれても、ちょっと‥。 「とにかくあたしは、抱き付いてなんかないから」 「ぇぇ‥」 全否定された‥‥‥。 「ていうか、何で窓辺で寝てたのよ」 「だから、那加が先に寝て‥抱き付いて来たから身動き取れなくて‥それで‥」 「あ〜もぉ分かったわよ、いい訳はいいから」 「ほんとなんデスってば‥」 寝ていた訳だから信用しろって言われても無理なんだろうけど‥。 「ぁ〜ぁ、最後の見そびれちゃったな〜。まぁいいけど」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |