《MUMEI》 部屋に戻って来ると、こーちゃんがテーブルに突っ伏していた。 昼寝をしているんだと思って‥起こさないように、そうっと自分の場所に向かった。 そしてまた、写真を見つめていた。 「───────」 この虹を見る度に、思い出す。 ──あの日の私を。 ──あの日の君を。 ──あの日の気持ちを。 ねぇ、こーちゃん? 君はまた──奇跡を起こしてくれるかな。 また、あの7色の光を──2人で見る事が出来るかな。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |