《MUMEI》

「絶対面白いのに〜っ‥」

「ぃゃ、それはたぶん那加だけ‥」

「え〜っ!? そんな事ないもんっ」





どうしても‥俺を連れて行きたいみたいだ。





「ねぇねぇっ、行こうよ日向ぁ」





甘えたみたいな声で、しきりに迫って来る。





「ひーなーたぁ」

「ぅぅ〜‥」





そんなに俺を惑わせないでくれ‥。





「行ってくれなきゃ泣いちゃうから」

「ぇぇ‥!?」





今度は心理作戦デスか姫サマ‥。





「だから行こっ?」

「ハイ‥」





今夜も卒倒する事になりそうだ‥。

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