《MUMEI》 漂流父キムイと息子のナムイ(15才)は 今日も 夜明け前から唐竹の筏で 沖へ釣りに 出かけていた その日の空はどんよりとした鉛色… 厚い雲が二人を重苦しく押さえつけ…今にも一暴れしそうな気配を漂わせていたが キムイには どうしても漁にでなければならない理由があった… 明日の日の出と共に 遠方の地より使者がやって来て穀物の神( ナゥム)海の神 (ラゥル)を 村で崇める 祭事の日だった… その神聖な供え物の漁を族長頭である父キムイが村のシキタリにより 一人任せられていたのだ… |
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