《MUMEI》
生み出すということ
特別な才能は何もない。


特に絵がうまく描けるわけでも、作曲できたりするわけでもない。


基本的に非生産的な人間だと思う。


でも、


大昔、鳥にあこがれた人が不器用な翼を造り出したように。


私も何かをカタチにしたくなった。


言葉を紡ぎ、生み出すこと。


それが不器用な私の透明な翼。


自分の内側を「言葉」というカタチにして、生み出している。


そう、これは自分の内側を具現化すること。


そして、確かなものにする。


未来の私に伝わるように。


いつか力になるように。

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