《MUMEI》

「それでそれでっ? 何かいたのっ?」

「ぃゃ、何か音とか声がしたってだけ‥」

「声っ? 何て言ってた?」

「ぃゃ、あんまりハッキリとは‥」

「やっぱりほんとだったんだぁ♪」





本当に楽しそうだ‥。





「いいな〜、あたしも起きてれば良かったぁ」

「あはは‥」





代わってやりたかったな‥。





「それで──」

「ん‥」

「実はね?」

「ひぃっ!?」





まだ何かあるのか‥!?





「昔、この病院の裏に──」

「わあああっ!!」





もうやめてくれぇっ‥。

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