《MUMEI》

そんな事を‥繰り返している内に。





私は、行き場をなくしてしまった。





こーちゃんの病室‥あそこだけが、ここでは私の居場所だったんだ。





‥なのに‥。





『‥こーちゃんのばかっ‥』





あんな事言って飛び出して来て‥。





「‥はぁ‥‥‥」





こーちゃん‥どうしているかな。





傷付いたかな‥。





嫌われちゃったかな‥‥‥。





「‥こーちゃん‥」





‥ごめん‥。





ごめん‥こーちゃん‥。





私‥‥‥そんなつもりじゃなかったんだ。





ただ、前に進んで欲しかっただけ‥。

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