《MUMEI》 体をちぢこませて‥抱えた膝に顔をうずめて。 ただ、泣いていた。 どれ位経ったのかすら分からない。 雨は‥まだ止みそうにない。 ‥いつまで降り続けるんだろう。 全然止まない‥冷たい涙。 「‥‥‥‥‥‥‥」 ‥戻りたい。 こーちゃんのいる場所に。 ‥本当は‥こんな所になんかいたくない‥。 君の側にいたいのに‥。 どうしてこんな所にいるんだろう‥。 どうしてこんな所で‥独りで泣いているんだろう‥‥‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |