《MUMEI》

那加がそんなに心霊好きだとは思わなかった。





楽しいみたいだから、いいんだけど‥。





でも‥やっぱりな‥。





「ぁ、そういえば日向宿題って終わったの?」

「後もうちょっと‥」

「手伝ってあげよっか?」

「ぇ」





那加が‥?





「別にしたいって訳ざゃないけど? 日向が大変ならってだけ」

「──じゃあ‥お願いします」

「よし♪ じゃあ朝ご飯食べたらねっ」





那加、すっかり乗り気だ。





「ふふっ──それ終わったら今日は何しよっかな〜♪」

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