《MUMEI》

僕がぐったりとその場に倒れ込んで身動きが取れないでいると、その隣で僕と同じく組み敷かれていた少年がこっちに近づいてきて僕を抱き上げてくれた。

「ん…ぅ…」
「ぁ…大丈夫…かなぁ?」

その少年は年齢は僕と同じくらいかちょっと下くらいに見えるくらい若くて、身長も僕より顔半分ほど低いカンジかな…。

とても可愛いらしい子だった。


「ぅん…さっき…よりは…」
「よかった…」

その彼は僕をギュッと抱きしめてくれて、千晶さんとは違う…そのしなやかな体躯と滑らかな肌に触れてホッとして、僕もその身体をギュッと抱きしめた。

「ぁっ…///」

身体に力を入れた瞬間に後ろから千晶さんに出された精液が漏れて、僕の太ももを濡らしてしまっていた。

「濡れてるね…僕も……ッぁ…あぁん///」

お互いに顔を見合わせていると、突然その少年が苦しげに声を上げて僕にギュッと抱きついてきた。

「ど…どうしたの…」
「痛ぃ///…ぁ…ぅあん///」

彼の後ろの方を見ると、彼と一緒に居た人が彼のお尻の方を触りながら何かを挿れているのが見えた。

「な…何してるの?」
「何って…この後、お前にもしてやるよ…」

後ろから意地悪っぽい千晶さんの声が聞こえると、チュッと背中にキスされた。

「ゃん…///」

それに背筋がゾクッとすると、足の太ももを何か無機質で固いものでペチペチと叩かれたようなカンジがした。



「あぅんッ…ィあぁぁ///」
「えっ///」

突然目の前の可愛い子が苦しげな声を上げると同時に、後ろから機械的な低い音が響いてきた。

苦しそうな表情の彼を抱き寄せて、あまりにも辛そうなので心配になってその姿を見つめていると、やがてその表情はポカンと口を開けて気持ちよさそうなものに変わっていった。

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