《MUMEI》

「お前から?」


「うんっ♪ ──ひゃ!?」


手っ‥!


おでこに手がっ‥。


「熱はねぇなぁ‥」


「ないって前から言ってるじゃんっ」


「ぃゃ、だってこれ明らかにお前の文じゃなくね?」


「あたしの文デス」


ていうか全然伝わってなくない‥?


「なぁ、『良かったら今度一緒にお茶でもどうですか?』ってどういう意味だ?」


「だからっ、えっと‥、時間あれば‥ってかあるよねっ? うんっ、休みの日とかヒマでしょ?」


「まぁ──ヒマっちゃヒマだけど」


「じゃあ行こうっ♪」


「お茶しに‥?」


「お茶しにっ♪」


「んー‥たまにはいいかもな」


「よっしゃ♪」

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