《MUMEI》

「♪~」


「ん‥‥‥何かいい事あったの?」


「きゃはっ♪ 分かった?」


「まぁ、その顔見れば分かるよ。テンション上がってるし」


「そうなんだよね~♪」


「で?」


「何と何とっ、週末洵とお茶する事になったのだよ♪」


「えっ、マジ‥?」


「約束しちゃったんだ~♪ やっぱあの愛の手紙の効果だよねっ」


「姉ちゃんが強引に誘ったんじゃないの?」


「そんな事ないって♪」


「‥ほんとかなぁ‥」


「ほんとだってばぁ」


さぁてっ──何着てくか考えなきゃ♪


あっ、そだっ──帰りにゲーセンとか寄ったりして──。


「心の声丸聞こえなんだけど」


「むふふっ♪」


「お~い、姉ちゃ~ん、戻って来~い」

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