《MUMEI》 「こんなとこでケーキ食うの久し振りだなぁ」 「だよね〜♪」 何か、話弾んできたかもっ。 「でさ?」 「んぁ?」 「ほらっ、この前──学校の帰り──」 「あ〜、あれサイコーだったよなぁ!」 「ぃゃ、そうじゃなくてね?」 あたしが言いたいのはぁ‥。 「ん? 違うのか?」 「うんっ、違う‥」 ちょっと遠回しには言ったつもりだったんだけどね? でも気付く訳ないかぁ‥。 洵だもんなぁ‥。 「菜月〜、おーい」 好きってちゃんと言えればなぁ‥。 「菜月」 「ぅわあッ!?」 近いよ‥!! 「じゅっ‥」 「どうしたんだよ、呼んでも全然返事しねぇしさぁ」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |