《MUMEI》 ──花の間を掻き分けて、こーちゃんの所に向かった。 そうしたらこーちゃんは、ちょっと屈んで葉っぱの裏を指差した。 「ここっ、ほら──」 「‥?」 ──覗いてみる。 「‥ぁっ」 テントウ虫──。 「ナナホシテントウ──」 見つめていると、こーちゃんが私の肩に腕を回して、 「なっ、可愛いだろコイツ♪」 笑って、嬉しそうに言った。 勿論、シャッターを切るのも忘れなかった。 前へ |次へ |
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