《MUMEI》

宿題は無事に終わって、アイスを買いに行って来た。





「お帰り日向──」





那加は、またあの本を読んでいた。





「苺のあった?」

「ぁぁ。──ほら」

「やった♪」





本を閉じて、アイスのカップを受け取る那加。





「日向は何にしたの?」

「チョコ‥」

「1口頂戴?」

「ぇ」

「あたしのも1口あげるから♪」

「──分かった」





──やっぱり、楽しい。





「はい日向、あーん♪」

「‥な!?」





そういう事だったのか‥!?





「ん、どうしたのよ?」

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