《MUMEI》

だから君が‥君が名前も知らない私を家族にしてくれるなんて──本当にビックリしたんだ。





──嬉しかった。





君が、私を妹にしてくれたお陰で──また、信じる事が出来るようになった。





それまでは‥誰も信じられなかった。





でも、君だけは──。





君だけは、信じられたんだ。





だから──君と離れたくない。





君が‥遠くに行ってしまうのが恐い。





君に出会ってから──私は‥少しかも知れないけど変わったんだ。





君がいなくなったら‥私は‥。





私はまた‥戻ってしまう。





信じる事を‥忘れてしまう‥。

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