《MUMEI》
明日の翔
うたよ、届け
世界の悩める人々の元へ
一瞬の過ぎ去って行く刻を
少しでも、思い出せるように、頑張るから


都会のビルを見下ろしている彼女の姿は、日常の中では極めて異質な色をかもしだしていた


薄緑色のカーディガン
真っ青の、空色の瞳
肌は生人とは思えない白


全てを超越した、存在を
どう表現すべきか
人間は、知らない

風は彼女の服をなびかせた
彼女が何を見ていようと

刻はきざまれ、続いて行く

『?』

叶凛天が指した辺りには
2人の女子高生が、言い争いをしているらしかった

『…』



彼女がその場所に向かって歩き出した

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