《MUMEI》

「──分かった──じゃーさ?」

「ぇっ」





まるで‥私の心を読んだみたい。





言葉では言っていないのに──こーちゃんは答えてくれた。





──不思議な気持ち。





こーちゃんには──私が考えている事が分かるんだ。





私が何を思って──何を言いたいのか、分かっているんだ。





「──!?」





‥カメラ。





カメラを、向けられている。





「‥‥‥‥‥‥‥」





体が‥固まって動かなくなる。





そのまま‥動けないでいたら。





──ポンッ──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫