《MUMEI》

「いいの」





強気な口調。





「何で日向そんなに気にしてるのよ」


「ぃゃ、だって──」





今度はいつ会えるか分からないのに。





「それより日向ぁ」

「ん」

「時間切れだから罰ゲームね」

「ぇ‥」





‥罰ゲーム‥?





「次はどうしよっかな〜♪」





何でこんなに楽しそうなんだろう‥。





それよりも、何で那加は‥





『帰っていいよ、お母さん』





あんな事‥。





本当に良かったのか?





那加、本当は──‥。





「よしっ、きーめたっ♪」

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