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《MUMEI》 *15* ｳ ﾚ ｼ ｲ ｺ ﾄ「──やったじゃん蜜花〜っ♪」 有里が、私に抱き付いてきた。 こーちゃんの記憶が戻った事、私が告白した事──。 それを話したら、有里は凄く喜んで──わざわざ部屋に来てくれた。 ──香坂さんも。 「良かったわ──晃君も蜜花ちゃんも」 「スイマセン、色々──迷惑かけて‥」 「迷惑だなんて思ってないわよ？ あなた達が元気になってくれたんだもの──」 「───────」 「頑張ったわね」 「ぃぇ、みかんの──コイツのお陰です」 「こーちゃん‥？」 「コイツが俺の事信じて──側にいてくれて──だから俺──」 「ふふっ──そうね、蜜花ちゃんはあなたの『自慢の妹』だものね」 前へ |次へ |
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