《MUMEI》 今夜は、ひんやりとした手が、素直に、引いた。 ひどいときは、何も言わず、下着ごとパジャマを脱がし、後ろから、無理やり入れて、腰を振り、中に精子を出す。私は、それでも、睡魔に勝てないから、半分は寝ている。そんな日もある。 ゴミ箱。 もちろん、私にも性欲はあるから、愛情のある、セックスもちゃんとするし、奉仕という、サービスもする。 セックスはお互い合意の元でしたい、受け入れたくなくても、私が感じてくれば合意だし。ただ、入れて出されるなんて、不愉快きわまりない。 素直に引いたひんやりした手、その意味は、 〈またかよ、俺は、じゃぁ、誰とやればいいんだよ!素人の女はだめだろ?プロの女だって嫌がるだろ?それじゃ、おまえしか、やれる女いないだろ?浮気してもしらねーぞ〉 そんな、声が聞こえるようだ。 明日からまた、会話なくなるかな。そう、おもいつつ、睡眠と言う安楽の世界に包み込まれた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |