《MUMEI》

今夜は、ひんやりとした手が、素直に、引いた。

ひどいときは、何も言わず、下着ごとパジャマを脱がし、後ろから、無理やり入れて、腰を振り、中に精子を出す。私は、それでも、睡魔に勝てないから、半分は寝ている。そんな日もある。

ゴミ箱。

もちろん、私にも性欲はあるから、愛情のある、セックスもちゃんとするし、奉仕という、サービスもする。
セックスはお互い合意の元でしたい、受け入れたくなくても、私が感じてくれば合意だし。ただ、入れて出されるなんて、不愉快きわまりない。


素直に引いたひんやりした手、その意味は、

〈またかよ、俺は、じゃぁ、誰とやればいいんだよ!素人の女はだめだろ?プロの女だって嫌がるだろ?それじゃ、おまえしか、やれる女いないだろ?浮気してもしらねーぞ〉

そんな、声が聞こえるようだ。

明日からまた、会話なくなるかな。そう、おもいつつ、睡眠と言う安楽の世界に包み込まれた。

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