《MUMEI》

J社長「………。」



ジャムおじさんは微動だにせず、部下の不満を黙って背中で受け止めている…。



S専務「あの男は、常務の器じゃない!


私はもう、あの男に付いてゆくのは御免です!」



食パンマン専務の不満から出る声は、もはや怒号の一歩手前までエスカレートしていた。



J社長「あー、専務……そんなに大きな声を出さんでも聞こえとるよ…。」



ジャムおじさんは、ようやく口を開いて、クルリと椅子を回転させた。



S専務「………。」



食パンマン専務の怒りは、社長の疲れきった表情の前に、思わず勢いを失った…。

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