《MUMEI》 少ししたら、あの感じは治まったんですけど‥先生の事を考えると、何か‥。 「ぅわっ‥」 ドンッ、っと音がした。 「お‥‥‥悪い」 「ぇ」 先生‥! 「すっ‥すいませんっ! 大丈夫ですか!?」 「いや、お前が大丈夫か?」 「は‥はいっ、私は‥」 「そっか、なら良かった」 「ぁ‥‥‥あのっ!」 「?」 「えっと‥‥‥」 「ぁ、そうだ。お前来週補講な?」 「ぇ‥補講‥」 「後で予定張っとくから見とけよ?」 「‥ぁ‥‥」 「ん? 何か都合悪いのか?」 「いえっ‥大丈夫です!」 「ふはっ──いやにやる気だなぁお前」 ──先生が‥笑った。 「──次、授業あるんだろ? 遅れるなよ?」 「ぁ‥‥‥はい‥!」 前へ |次へ |
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