《MUMEI》 CHARAI奴. 「や〜、待った?」 「んーんー、待ってないよ。私も今来たとこ」 彼女のおでこにはほんのり汗がにじんでいた 日曜日の朝 10時頃 待ち合わせの時間は9時30分なのだが、男は30分も遅刻して現れた。 「そっかそっか アスカちゃんはねぼすけさんだなぁ」 陽射しを気持ち良さそうに目を細めてまるで猫のような顔をして空を仰ぎながらのんびりした口調でいかにもとぼけたように言う。 「ユウキくんもね」 と微笑みながら皮肉を混ぜる。 「いや〜、昨日4時までサクヤ達と呑んでてさ」 頭をポリポリかきながら申し訳なさそうに言う。 「よくやるよね〜、親にはなにか言われないの?」 苦笑いしながら心配そうな表情をする。 「んー…、俺、家帰ってないからわかんねーや。アハハハ」 わざとおどけながら心配そうなアスカの頭を撫でる。こうやって心配を上手く使い女の感心を引く。 今日はアスカの家を宿にするつもりなのだろう。 この男は 安田 悠輝(ヤスダ ユウキ) 長髪で七分け 茶髪 目はぱっちりしていて人懐っこさを感じさせる 鼻はスジが通っていてやや高い 唇は薄く 見た目は上の上ぐらいのイケメンといわれる部類である。 身長は177とわりと高め。 俗に言うモデル体型で見た目はタレントにとスカウトが入るぐらい上位。 計算高く 見た目から入って中身は筋金入りの女タラシ。 性格は人前だと好青年を装うが、本質はへどが出るくらい最悪。 『女は金と暇潰し』と思っている。 今回の物語では脇役。 次へ |
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