《MUMEI》

──洗面所で顔を洗って戻って来たら‥。





「‥?」





こーちゃんが、テーブルに突っ伏して眠っていた。





「───────」





少しいつもより涼しい感じだったから──タオルケットを、そうっとかけてあげた。





疲れてたんだね──。





「‥?」





こーちゃん‥何か持っているみたい‥。





「‥‥‥ぁ‥」





──あの写真‥。





これを見ながら寝ちゃったんだ。





『ずっと一緒だからな?』





──うん。





心の中で、もう1度返事をした。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫