《MUMEI》 「してるじゃない」 「そうか‥‥‥?」 「そうだもん」 プクゥ、と膨れる那加のホッペタ。 「そうでしょ?」 「ぃゃ、俺は違うと‥」 「あたしにはキラキラなの」 絶対譲らないつもりみたいだ。 「何よ、あたし何か変な事言った?」 俺が何も答えないから、不安になったらしい。 「ねぇ、ちょっと日向ってば」 「──ぁ‥‥‥自販機行って来る」 「ちょっと!? 何で逃げるのよっ」 那加が、慌てる。 「こらぁっ、待ちなさーい!」 前へ |次へ |
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