《MUMEI》 あれからずっと、私は先生の事ばっかり考えてます。 先生の事しか、考えられなくなっちゃってるんです。 変ですかね‥? 「はぁ‥」 何だか、頭がボーッとして。 先生が近くにいると、熱もないのに熱くなってきて。 「──瀬」 好きってこういう事なのかな。 「──おい」 「‥!!」 「どっか具合悪いのか?」 「いえっ、大丈夫です‥すいません‥」 授業中なのに、何してるんだろ‥。 「──‥」 遠い。 何でこんなに遠いんだろ。 「‥先生‥」 補講の時は、こんな風には感じなかったのに。 みんなと一緒の中にいると‥どうしてこんなに遠い存在に思えてくるのかな。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |