《MUMEI》

私にも、ちゃんと出来る事がある。





私の詩を、好きだって言ってくれる人がいる。





──気付いたんだ。





──詩を書くのが楽しい──。





こーちゃんの写真に詩を付けるのが、楽しい。





気持ちを言葉で表すのって難しい。




でも、楽しいんだ。





「ありがと──」

「?」

「詩、書くの──勧めてくれて」





私が詩を書く事が出来るのは、君のお陰なんだよ。





もし君が、写真を撮っていなかったら。





私はきっと‥詩を書く事はなかった。





君の写真があって初めて、言葉が心に浮かんでくる。





君がいて初めて、私は歌う事が出来るんだ。

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