《MUMEI》 取り越し苦労で済んで一安心‥ 「で、日向ジュースは?」 「‥ぁ‥」 でもなかった。 「スイマセンッ、今行って来ます!」 大慌てで、病室を出ようとしたら。 「待って」 呼び止められた。 「ハイ‥」 「えっと‥‥‥後で‥」 「──ぁぁ。何したい?」 「‥何って訳じゃないけど」 「──分かった。取りあえずジュース買って来るな」 そう答えたら、那加はコクッと頷いた。 「もうさっきみたいな嘘つかないでよ?」 「‥ぅ」 バレてたか‥‥‥。 「ね?」 「ハイ‥」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |