《MUMEI》

「ぇ‥‥‥先生‥?」


何で笑ってるんですか‥?


「お前別に謝るような事してないだろ?」


「‥‥‥それは‥」


「なぁ、今まだ時間あるよな?」


「ぇ‥‥‥はい、ありますけど‥」


答えたら、何でか屋上に連れて来られちゃいました‥。


「あの──‥先生‥?」


何で屋上なんですか‥?


「っと、この前の返事──」


「ぁ‥あれはっ‥ほんとに気にしないで下さいっ‥」


「どうも俺も──それっぽいみたいなんだよな」


「‥‥‥ぇ‥?」


それっぽいみたい‥?


「で──日曜暇か?」


「‥はい‥一応‥」


「じゃあ──どっか遊びにでも行かないか?」


「‥遊びに‥?」


「他のヤツらには内緒だからな?」


「あのっ、先‥」


「いいだろっ?」


「──はっ‥はい!」

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