《MUMEI》 気まずいまま‥1時間経過。 相変わらず‥会話はゼロだ。 このままじゃ埒が明かない。 ──捜すしかないな。 あのペンダントを捜すしかない。 「何してるのよ」 「捜し‥」 「もう捜したじゃない、部屋中」 「もしかしたら──見落としてるかも知れないし」 「‥そんなの分かんないでしょ」 「ぁぁ‥。だから捜すんだろ?」 「何回捜したって同じ事よ」 那加は‥すっかり意気消沈している。 「はー‥」 大きな溜め息。 「‥どこいっちゃったんだろ‥」 前へ |次へ |
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