《MUMEI》 学校にて. 「おっはよ〜ん♪」 「おぉっす ユウキ〜 こないだの酒ま〜だ残ってて調子わりぃ〜」机に俯せていかにもらしく言う サクヤというユウキの悪友。 「ま〜っじか(笑)おまえら弱すぎな〜」馬鹿にしたように言う。 「ばっか お前が強すぎんだっての〜」顔を伏せて手を頭上で仰ぐ。 「ま、俺は最強だけどねん♪」 調子よさ気ににこっと爽やか笑顔で遠巻きに見てる女子に笑いかける 「お〜い まーた女に愛想つかってんのかよ〜 飽きないねー」 皮肉まじりに小馬鹿にする サクヤはまったくモテない ルックスはなまじ悪くはないが、女子と距離を置いてしまうせいか女子の間ではホモ容疑がかかっているぐらいシャイな奴だ。 「しゃーないじゃん、このクラスでまともな男俺だけだし、女の子はかわいい子ばっかなのにかわいそうじゃんかぁ」 今度は自分とばかりに皮肉る。 前へ |次へ |
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