《MUMEI》

何だかなぁ‥。


てか、林ってアタシの事どー思ってんだろ。


訊いてみたい気──するけどなぁ。


──もしかしたら?


って何期待しちゃってんのアタシはッ。


何オトメな妄想しちゃってんだか‥。


戻って来〜いっ、いつものアタシ〜っ。


「頭痛いの‥?」


「‥!!」


ちょッ‥近いっつの‥!!


「?」


「だから近いっつのッ‥!!」


「!!っ‥ご‥ごめんっ‥なさい‥」


また謝られた。


「じゃ‥じゃあ、僕‥先行ってるね?」


「ぇ‥おいっ」


先行ってるねって‥行っちゃったし‥。


「〜〜〜‥何だよアイツ〜‥」


置いてかないで欲しーんだけど。

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