《MUMEI》

──って、気合い入れたまでは良かった。


そっからが大変。


ひたすら、チョコ溶かして固めての繰り返し。


「〜〜〜ッもぉ‥」


時間ないってのに〜‥。


てか、こんなの簡単なはずじゃんか。


何でアタシてこずってんの?


──買った方が早いかな。


でもやっぱ──自分で作った方がいーよな‥?


アイツだって──買ったのよりは手作りの方が嬉しーだろーし。


よしっ──もっかいだ。


やれるとこまでやってやるんだから。


せっかくここまできたんだ。


──諦めてたまるかっての。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫