《MUMEI》 「‥もらって‥‥‥くれんの‥?」 「うんっ」 「ちゃ‥‥‥ちゃんと食べろよな?」 作んの大変だったんだから。 「ねぇ──何で2つなの?」 「悪い‥?」 「ううん。でも──何でかなぁって」 「林がどっちもとか言ったからじゃん」 だから2種類作ったんだ。 苦めのと甘めのと。 そーするしか思い付かなかったんだもん。 「あれ‥この紙何?」 「ちょっ‥まだ見んなぁッ」 「何で?」 「後にしろっ、後にっ」 「──ゎ、分かった──」 「じゃ‥じゃあなっ」 走って、教室に戻った。 もう‥心臓バクバクだった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |