《MUMEI》

案の定、那加は‥





「〜〜〜っ‥」





さっきよりも、もっと赤くなった。





これは相当照れている。





プシューッ、と頭から煙でも出そうな感じだ。





「えっと‥那加──」


「うるさい黙っててよ」





冷めるまで、待った方が良さそうだ。





「──出来たじゃん、仲直り」

「だから黙っててってば」





結加さんと那加のやり取りに、苦笑した俺。





「ぉわッ!?」





何かが被さってきた。





これは‥‥‥シーツだ。

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