《MUMEI》 K部長「専務…。申し訳ございませんでした…。」 カレーパンマンは、言い訳めいた御託を並べることなく… 深礼をもって、上役に頭を下げるだけだった。 その愚直なまでの姿は、食パンマン専務を更に惨めな心境へと追いやった。 専務は、カレーパンマンが頭を上げるのを待たずに、クルリと背を向けて歩き始める。 (彼だって命じられたから動いただけ…。 …分かっている…。 それがサラリーマンの宿命だということも…。) 食パンマンは、早くカレーパンマンの前から消え去りたい一心で、速足で廊下を歩き続けた…。 : : =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 前へ |次へ |
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