《MUMEI》 ──昼休みになったけど、来ない。 やっぱ風邪みたいだな‥アイツ。 たまに‥途中で来たりもするけど‥。 今日はもう来ないよな──‥。 「──滋田さんって屋上好きなんだね」 「‥‥‥?」 今アイツの声した‥? 「滋田さん?」 「‥! ぇ、林‥」 いたしっ。 「てか今頃‥」 でも来ただけ凄い。 「また風邪‥?」 「うん、でももう熱下がったから」 「あんまムリしない方が良くない‥? またこじらすと厄介なんだし」 「あはは‥。そうだよね。でも──今日はどうしても来なきゃだったから」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |