《MUMEI》

ぁ〜‥思いっ切り訊くの忘れたし‥。


アイツのせいで予定狂っちゃったじゃん。


とか思いながら帰って来て、アタシは真っ先にカバンからあの箱を出した。


出したけど‥開けらんない。


だって、こんなのもらったの初めてだし‥。


何入ってんのか分かんないし‥。


アイツの事疑ってる訳じゃないけどさ‥?


何か──‥開けらんないんだよね、


やっぱ恐いのかな‥。


プレゼントだったとしても。


わざわざこんなに可愛げなラッピングする?

「はー‥」


開けてみなきゃ分かんないし。


って事で。


‥‥‥開けてみた。


中身は‥‥‥

「マシュマロ‥?」


みたいだ。


ってかどー見てもマシュマロじゃん。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫