《MUMEI》 11章 黒猫日和──いつものように、2人で朝食前の散歩をしていた時だった。 「おい那加‥!?」 いきなり、那加が駆け出した。 「那加っ、待てって!」 どこ行く気だ‥!? 「那加ぁ!」 ‥聞こえていないみたいだ。 その内に引き離されて‥俺は那加を見失ってしまった。 「──‥まずいな‥」 まだそうそう人はいないと思うけど‥。 「日向ぁ、こっちこっち♪」 「那加っ‥?」 声がした方に、向かう。 那加がいたのは、狭い路地の間。 「那加──‥?」 前へ |次へ |
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